尼崎の戦前教育史が完成 「若い教育者に」元校長が私費で製本

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製本された「尼崎市戦前教育史」を手にする池田洋さん(左)と末方鉄郎さん=兵庫県西宮市で2021年9月22日午後2時31分、中村清雅撮影
製本された「尼崎市戦前教育史」を手にする池田洋さん(左)と末方鉄郎さん=兵庫県西宮市で2021年9月22日午後2時31分、中村清雅撮影

 兵庫県尼崎市の戦前の教育についてまとめた「尼崎市戦前教育史」が完成した。市教委の編集委員会が約20年前に原稿を作成したが、予算不足のため製本できず保存されていた。武庫小学校元校長の池田洋さん(85)=同市=がより多くの人に知ってもらおうと、4月に私費で製本。300部を印刷し、市内の学校や生涯学習プラザなどに配った。【中村清雅】

 戦前教育史はA5判、833ページ。尼崎市域初の小学校として1873(明治6)年に旧武庫郡常松村の浄正寺に常松小(現武庫小)が設置されて以降、徐々に近代的教育制度が普及し、太平洋戦争を経て1945年の終戦で教育現場が大きく変容していく頃までが描かれる。工場で働く年少労働者に対する教育や、34年の室戸台風による学校被害などにも触れている。

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