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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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与党、政権継続訴え 野党は候補者一本化で大幅増狙う 衆院選公示

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衆院選が公示され党首の街頭演説に集まった人たち=東京都新宿区で2021年10月19日午前10時13分、本社ヘリから尾籠章裕撮影(画像の一部を加工しています)
衆院選が公示され党首の街頭演説に集まった人たち=東京都新宿区で2021年10月19日午前10時13分、本社ヘリから尾籠章裕撮影(画像の一部を加工しています)

 衆院選は19日に公示され、小選挙区では自民、公明両党と、立憲民主、共産両党を軸とする野党5党、日本維新の会との対決構図が固まった。与党は政権継続を訴えながら野党の分断も図る。立憲などは213選挙区で候補者を一本化したことで議席の大幅増を狙う。31日の投開票に向けて攻防が激化しそうだ。

「追い風感じぬ自民」

 「この選挙は日本の明日を選びとる大変重要な選挙だ。新型コロナウイルスによって岐路に立たされている。未来選択選挙だと言っている」

 自民党の岸田文雄首相は19日、福島市での第一声で、政権選択選挙であることを強調し、自公政権の継続を訴えた。

 自民は、与党で過半数の233議席確保を目標に掲げている。首相は19日のNHKの番組で勝敗ラインについて「与党で過半数。新型コロナ対応、新しい時代の経済、外交・安全保障は誰が責任を持てるかと皆さんにしっかり訴えたい」と改めて述べた。

 与党が衆院解散から投開票までわずか17日間の短期決戦としたのは、新政権による刷新感を追い風にする戦略だった。だが、報道各社の世論調査で内閣支持率は思うように伸びていない。「聞く力」を前面に打ち出す首相は、福島県や岩手県など各地で国民から直接意見を聞く「車座対話」を重ねて知名度アップを図った。15日に政府対策本部で新型コロナ対策の全体像の骨格を示したほか、「新しい資本主義実現本部」を早速発足させて自身が本部長に就くなど、選挙をにらみ急ごしらえの実績づくりに取り組んだ。

 それでも選挙区を回る自民若手からは「菅政権の終盤に比べれば、有権者の反発が減ってはいるが、風があるのかないのか分からない」と手応えのなさを口にする。「与党で過半数」という設定は、公示前勢力の自公305議席からすると、かなり低いハードルだ。手探りの政権運営が続く新政権にとって最低限の目標を設定せざるを得なかったのが実情だ。

 このため、与党が衆院選で攻め手としているのが、…

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【第49回衆院選】

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