かつては美智子さまも…結婚巡る「バッシング」に苦慮する宮内庁
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

宮内庁は今月1日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)が「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と診断されたと明らかにした。自身や、結婚する小室圭さん(30)らに対する誹謗(ひぼう)中傷と感じられる出来事が繰り返されたことが理由とされる。出来事の具体例は示されていないものの、小室家の金銭トラブルに端を発した週刊誌報道なども含まれるという。皇族を対象とした「バッシング」は過去にも繰り返されてきた。心身に変調が生じる前に、宮内庁は何らかの手立てを講じることはできなかったのか。
民間人、対応難しく
昨年12月、西村泰彦・宮内庁長官は定例記者会見で、小室家のプライバシーに踏み込んだ記事や批判報道について「誤った情報も含まれているのではないか」と疑問を投げかけた。その上で、「小室さん側に関する記事について誤りを正していくのは小室さん側がやるべきこと」との見解もあわせて示した。
皇族である眞子さまと婚約が内定しているとはいえ、小室さんや小室さんの母親はあくまで民間人だ。西村氏の発言からは「小室家を巡る報道について宮内庁として何か対応するのは難しい」(同庁幹部)という基本スタンスがにじむ。
西村氏は当時、自身の側から連絡をとって小室さんの代理人弁護士と面会し、報道内容に誤りがあればきちんと正していくよう求めたという。
眞子さまの小室さんとの結婚を貫こうという姿勢は「皇族なのに『公』より『私』を優先している」とも受け止められ、バッシングの対象は小室さん側のみならず、皇族である眞子さまにも及んでいる。
それでも宮内庁関係者は…
この記事は有料記事です。
残り1422文字(全文2085文字)