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秋季大会2021

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秋の高校野球で「3位校」が躍進 近畿大会「今年は怖い」の評

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【近江-社】九回表近江2死満塁、中瀬の走者一掃の二塁打で逆転し大喜びする近江の選手たち=大津市の皇子山球場で2021年10月18日、藤田健志撮影 拡大
【近江-社】九回表近江2死満塁、中瀬の走者一掃の二塁打で逆転し大喜びする近江の選手たち=大津市の皇子山球場で2021年10月18日、藤田健志撮影

 来春のセンバツの重要な選考資料となる高校野球の秋季近畿大会で、各府県大会3位で出場したチームの初戦突破が続いている。16日に天理(奈良)が滋賀2位・滋賀学園に延長十回の末、3―2で勝利したのを皮切りに、17日は東洋大姫路(兵庫)が奈良1位・智弁学園に2―0で零封勝ち。18日は近江(滋賀)が兵庫1位・社に11―10で競り勝った。3位校が3チームも1回戦を突破したのは2017年の法隆寺国際(奈良)、彦根東(滋賀)、近大付(大阪)以来で、4年ぶりだ。

過去10年で1回戦「全勝」なし

 秋季近畿大会は例年16校が出場。加盟校数の多い大阪、兵庫は毎年3校が出場するが、京都、滋賀、和歌山、奈良の1府3県は2年に1度、3校となる。今回は開催地・滋賀と奈良からそれぞれ3チームが出場している。

 出場校の関係者の間では抽選前から「(今年は)3位校が怖い」とささやかれていた。春夏の甲子園計53回出場の天理は計3回の優勝を誇り、今春のセンバツでもベスト4。近江も今夏の甲子園4強入り。東洋大姫路は1977年夏の優勝校で、まだ登場していない大阪3位校・履正社も19年夏の優勝校。いずれも甲子園常連校がそろっていただけに、1回戦で対戦を避けたいのが、出場校の本音だった。

 とはいえ、各校には3位に甘んじた事情もあった。天理は敗れた奈良大会準決勝で、フォームに悩んでいたエースの南沢佑音(2年)が失点を重ねていたが続投させ、6回12失点まで登板。中村良二監督は「南沢に自分を知ってほしかった。3位決定戦に勝って近畿大会に行けばチャンスはある」と語る。南沢は準決勝後にフォームをオーバースローから横手投げに戻して復活。近畿大会1回戦では完投した。

 近江の場合は夏の甲子園が雨で順延が続いた影響もあり、智弁和歌山に敗れた準決勝の試合が8月28日。9月4日には秋の滋賀大会が開幕し、新チームは練習不足の上に、甲子園でも活躍した主将でエースの山田陽翔(2年)がけがで登板できないことも影響した。

 3位校が3連勝していることに、社戦で2点を追う九回2死満塁から走者一掃の逆転二塁打を放った近江の中瀬樹(2年)は「(3位校なので)背負うものがなく、プレッシャーもない。相手は1位で構えてくる」と挑戦者の気持ちで臨めていることを要因に挙げる。過去には18年の龍谷大平安(京都)、19年の天理のように3位校から近畿大会を制した例もある。過去10年間で3位校4校がすべて1回戦を突破したことはない。最後に登場する履正社は23日の第2試合で、今夏の甲子園4強入りした京都国際と対戦する。【藤田健志】

【秋季大会2021】

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