特集

第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

特集一覧

あなたの衆院選 政策企画編

「習い事はコロナ落ち着いてから」 収入減、子育て世代を直撃

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
NPO法人キッズドアから食料品の無償提供を受けた親子から届いたはがき。「これで、おなかいっぱいたべれます」「冷蔵庫の中が空になってゆく不安をぬぐいさってくれた」と厳しい暮らしぶりが記されていた=東京都中央区で2021年10月12日、原田啓之撮影
NPO法人キッズドアから食料品の無償提供を受けた親子から届いたはがき。「これで、おなかいっぱいたべれます」「冷蔵庫の中が空になってゆく不安をぬぐいさってくれた」と厳しい暮らしぶりが記されていた=東京都中央区で2021年10月12日、原田啓之撮影

 「ピアノをやりたい」。東京都足立区の女性(34)は昨年、幼稚園に通う長女からせがまれて、返事に困った。

 長女の友だちは体操やピアノなどの習い事をする子が多いが、女性の家庭は家計が厳しく、月謝を支払う余裕がない。「コロナの感染が落ち着くまで待って」。その場をやり過ごすしかなかった。

 女性は自営業の夫、中学2年の長男、長女と4人暮らし。新型コロナウイルスの感染拡大で繰り返された緊急事態宣言のあおりで、夫は仕事が減った。手取りは月約40万円から半減し、女性のアルバイト収入を足しても家計は赤字。政府の無利子融資事業で200万円を借りてしのいだ。

 女性は「せめて勉強だけはさせたい」と長女の学習塾の費用は捻出した。今後、融資の返済を考えると、子育て費用は重い負担だ。毎月支給される子ども2人分の児童手当2万円は、長男が中学を卒業すれば1万円に減る。女性は「国がもう少し子育てに優しくしてくれたらいいのに」と望む。

この記事は有料記事です。

残り3441文字(全文3846文字)

【第49回衆院選】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集