イスラエル軍、レーザー防空システム導入方針 軍事費負担を軽減

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パレスチナ自治区ガザ地区から飛来したロケット弾を迎撃するイスラエルのミサイル防空システム「アイアンドーム」=イスラエル南部アシュケロンで、ロイター
パレスチナ自治区ガザ地区から飛来したロケット弾を迎撃するイスラエルのミサイル防空システム「アイアンドーム」=イスラエル南部アシュケロンで、ロイター

 イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスなどとの新たな戦闘に備え、独自に開発したレーザー防空システムを2022年にも導入する方針を決めた。世界でも例がないシステムだという。現行のミサイル防空システム「アイアンドーム」を補完するもので、イランが支援するハマスの軍事開発に対抗する狙いがある。

 イスラエル紙ハーレツによると、イスラエル軍はレーザー防空システムを長年研究してきた。このシステムはロケット弾のほか、低高度で発射される迫撃砲や対戦車ミサイル、ドローンにも対応可能で、ロケット弾などが発射された直後にガザ域内で迎撃することもできるという。また、1発あたりの価格が約3・5ドル(約400円)で、1発約4万9000ドル(約550万円)のミサイルに比べて、軍事費の負担が格段に減る。レーザーは射程が短いことが課題だったが、技術開発で一定の安定性と射程を確保したという。

 アイアンドームは5月のハマスとの戦闘で、ハマスが放った約4000発のロケット弾を「約9割迎撃」(イスラエル軍)したが、…

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