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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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国際会合、タリバンとの関係強化に路線変更 「新たな現実考慮に」

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アフガニスタン情勢を議論する国際会合に出席したタリバン暫定政権の代表団=モスクワで2021年10月20日、AP
アフガニスタン情勢を議論する国際会合に出席したタリバン暫定政権の代表団=モスクワで2021年10月20日、AP

 アフガニスタン情勢について議論するロシア主導の国際会合が20日、モスクワで開かれた。中国やパキスタン、インドなど10カ国と、アフガンで暫定政権を樹立したイスラム主義組織タリバンが参加。共同声明では、暫定政権を承認しないものの、タリバンとの関係強化を図る現実路線にかじを切った。

暫定政権承認には慎重姿勢継続

 「タリバンが実権を掌握しているという新たな現実を考慮に入れ、アフガンとのさらなる実務的な相互関係が必要だ」

 共同声明は、タリバンを事実上の交渉相手として認め、関係を構築する方針を示した。背景には「(タリバンが復権した)8月15日以降に生じた新たなパワーバランスは当面、変わることはない」(ラブロフ露外相)との認識がある。

 ロシアはアフガン情勢を巡る自国主導の会合を「アフガン国民和解の場」と位置づけ、これまでに2回開催。2018年の前回会合では当時のガニ政権とタリバン双方の代表を招き、仲介者としての立場を強調した。だが、今回出席したのはタリバン代表だけだった。

 ロシアやパキスタン、中国などタリバンとある程度良好な関係を維持する国々も、暫定政権を承認することに慎重な姿勢を崩していない。タリバンが…

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