名古屋市立大病院 元主治医、がん疑いの報告確認せず 患者死亡

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医療ミスを陳謝する名古屋市立大病院の間瀬光人院長(中央)ら=同市瑞穂区で2021年10月21日午後1時32分、川瀬慎一朗撮影
医療ミスを陳謝する名古屋市立大病院の間瀬光人院長(中央)ら=同市瑞穂区で2021年10月21日午後1時32分、川瀬慎一朗撮影

 名古屋市立大病院は21日、2014年に腹部エコー検査の結果、肝がんを疑う異常所見が検査報告書に記載されていたにもかかわらず、主治医が確認しなかったため、2年後に救急搬送されるまでがんの発見が遅れ、患者の60代女性が死亡する医療ミスがあったと発表した。主治医は病院側の調査に、「血液検査の結果は悪くないため、エコー検査の結果を重視せず、確認しなかった。カルテの記述も読み飛ばしていた」などと説明した。退職済みで処分はしないという。

 同病院によると、女性は05年から腎臓機能低下と脂肪肝のため、定期的に受診。14年8月、肝臓と腎臓のエコー検査を受けた。検査報告書には「占拠性病変あり。腫瘍を認める」など、がんを疑う指摘があった。60代の男性主治医は多忙で、当日検査結果を受け取った別の30代の女性医師が異常所見があることをカルテに記載した。

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