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来年4月のフランス大統領選まで半年となった。世論調査ではマクロン大統領(43)の優位が続く一方、極右政党・国民連合を率いるルペン氏(53)が失速。ルペン氏の支持層を奪う形で、政治評論家のエリック・ゼムール氏(63)が急浮上している。マクロン氏とルペン氏の一騎打ちの構図が変化する可能性もある。
ルペン氏失速、支持層奪う
「我々の身の回りで起こる犯罪も、私に言わせればジハード(聖戦)だ。我々の文明が脅かされている」。9月末のテレビ討論番組で、ゼムール氏はそう訴え、イスラム教徒への不信感をあおった。
ゼムール氏は10月中旬の世論調査で、現職のマクロン氏の24%に次ぐ17%の支持率を獲得。ルペン氏を2ポイント差で上回った。仏紙フィガロの元記者でテレビのコメンテーターとして活躍するが、政治経験はない。出馬をにおわせる発言を繰り返し、立候補を待望する声が今年の夏以降、高まった。
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