コロナ禍越え開館 連日ファンが訪れる「村上春樹ライブラリー」
毎日新聞
2021/10/23 17:00(最終更新 10/23 17:00)
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早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー、東京都新宿区)が10月1日、開館した。新型コロナウイルス対策のため当面は事前予約制が取られていて、入館希望者が列をなす光景こそ見られなかったものの、学生から一般市民まで、年代や性別もさまざまな村上文学ファンらが連日訪れている。筆者は開館初日と、村上春樹さん自身が作家の小川洋子さんとともにおこなった9日の朗読イベントを取材し、5日には予約を取って一読者としても訪れ、計3回、足を運んだ。
それだけ見どころが多く、同時に気が休まる空間なのだ。大学の建物は、教職員以外の大人にとって足を踏み入れにくいものだが、隈研吾さん設計の、外壁を取り囲むオブジェの「トンネル」が面白く、美術館のような親しみが湧くせいか、自然に近付いていける。館内に入ると、地下1階から地上2階まで吹き抜けの大きな木製の…
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