市民のたくましさに希望 政治の不正義に失望 バグダッドの今
毎日新聞
2021/10/25 05:00(最終更新 10/25 11:31)
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「新生イラク建設を夢見て、2003年のサダム・フセイン独裁政権の崩壊後に亡命先のスウェーデンから一人、戻ってきた。けれど、汚職政治家たちの姿にショックを受けました。本来は豊かな国のはずなのに、今も貧困や不正義がはびこっている」。元ジャーナリストの女性、イナム・ジャサスさん(55)は首都バグダッド市内の自宅で深いため息をついた。
脱走兵の友人を助けた兄を処刑され、1991年に一家全員…
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