全国の「モネ」たちは今 地域で活躍する気象予報士の姿を追う

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2012年の九州北部豪雨時の雨雲レーダーを示しながら線状降水帯について児童に説明する防災WESTの早田蛍さん=熊本市南区の市立日吉東小で2021年10月7日、山崎あずさ撮影
2012年の九州北部豪雨時の雨雲レーダーを示しながら線状降水帯について児童に説明する防災WESTの早田蛍さん=熊本市南区の市立日吉東小で2021年10月7日、山崎あずさ撮影

 29日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で注目を集める気象予報士。合格率5%の狭き門にもかかわらず、全国に1万人超いる有資格者のうち実際に民間の気象会社などで働く人は1割ほどにとどまる。予報業務に携わらない各地の予報士たちはどのような活動をしているのか。その姿を探った。

 ドラマは、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市出身の主人公、永浦百音(ももね)が、気象予報士の資格を取得して東京の民間気象会社で働いた後に古里で役に立ちたいとの思いを胸に帰郷し、予報士として成長する物語だ。

 「阿蘇で雨が降ると、時間差で熊本市を流れる白川の水位にも関係してきます」。熊本市南区の市立日吉東小で7日、NPO法人「防災WEST」(同市)所属の気象予報士、早田蛍さん(34)が児童らに語りかけた。NPOが4年生向けに開いた気象防災講座の1コマだ。小学校の北側を流れる1級河川の白川は過去に度々洪水をもたらしており、早田さんはスライドや地形の立体模型を使いながら、被害を防ぐには上流側の阿蘇の降水量…

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