VRは悲しき世界?ポケモンGO開発会社トップが語るゲームの未来

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米ナイアンティック社のジョン・ハンケCEO=東京都港区で2018年10月16日、梅村直承撮影
米ナイアンティック社のジョン・ハンケCEO=東京都港区で2018年10月16日、梅村直承撮影

 スマートフォンの中毒リスクが指摘され、人々がVR(仮想現実)の世界に引きこもる未来を描く映画も数多い。スマホ向けゲーム「ポケモンGO」で社会現象を巻き起こした米ナイアンティック社のジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)が、新アプリのリリースを前に、毎日新聞のインタビューに応じた。ハンケ氏が語るテクノロジーの可能性、ゲームの未来とは――。【聞き手・後藤豪/経済部】

 ――任天堂と共同開発し、日本国内では11月1日にリリースする新アプリ「Pikmin Bloom(ピクミン ブルーム)」はどんなアプリですか。

 ◆「歩く」ことに焦点をあて、プレーヤーが外で過ごす時間をもっと楽しくする「相棒」のようなアプリを目指しました。

 ゲームは、歩いて(ゲームのキャラクターである)ピクミンの苗を育てることで進んでいきます。ピクミンはプレーヤーを新しい場所に誘ったり、歩いた場所に花を咲かせたり。世界中のプレーヤーが一緒にあちこちに花を咲かせ、一緒に世界を変えていく。そこが一番大切なポイントです。

 ――ポケモンGOとの違いは何ですか。

 ◆ポケモンGOは、外に出てポケモンを捕まえるゲームですから、スマホのスクリーンを見る時間がある程度多くなる設計でした。かなりプレーに集中することが必要とされます。

 これに対し、ピクミンブルームは日常の中に溶け込ませ、もっと歩きたくなるというコンセプトを重視しました。「その場で何かをしなくちゃいけない」というプレッシャーが非常に緩い設計になっています。

 例えば、友だちと2人で京都旅行に行ったとします。2人で出会った時にピクミンをいくつか操作して、ピクミンの頭に花を咲かせる。それでスマホをポケットに…

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