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「これからが厳しい」大阪の飲食店 制限解除でも拭えぬ「不安」

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営業時間短縮と酒類提供制限が解除されたがすぐには客足が戻らず、テーブルの手入れをする「粋な」運営会社の山本健太さん=大阪市都島区で2021年10月25日午後7時22分、加古信志撮影
営業時間短縮と酒類提供制限が解除されたがすぐには客足が戻らず、テーブルの手入れをする「粋な」運営会社の山本健太さん=大阪市都島区で2021年10月25日午後7時22分、加古信志撮影

 大阪府内で飲食店への営業時間短縮と酒類提供制限が25日、全面解除された。客足復活への期待は高まるが、新型コロナウイルスの度重なる感染拡大で負った傷は深く、経営が元に戻る見通しは立っていない。飲食業者は「客足は簡単には戻らない。厳しいのはこれからだ」と歯を食いしばる。

 大阪市東部の居酒屋激戦区・京橋で25日、肉懐石料理店「粋(すい)な」(同市都島区)が営業を再開した。仕切り板や二酸化炭素濃度計測器などを完備し、府の第三者認証「ゴールドステッカー」ももちろん取得済みだ。個室がメインで最大86席。コロナ前は予約客でほぼ埋まっていたが、この日は午後5時の開店から約3時間が経過しても、訪れる客の姿はない。スタッフはビールサーバーの手入れや手作りソースの準備をするなどして、来客を待ち続けた。「お客さんが簡単に来ないことは予想していた。飲食店は一発逆転がないので、ゼロに近い状態からコツコツやっていくしかない」。店を経営する会社で取締役部長を務める山本健太さん(49)は表情を引き締めた。

 山本さんの会社では「粋な」を含め4店を経営している。新型コロナの感染拡大に伴い、行政の要請に応じて、今年1月中旬から休業した。感染者数が減少した3月に再開したが、程なく「第4波」が到来し、限られた営業時間では経営が成り立たず、約1カ月で再び店を閉めた。営業時間短縮等協力金、雇用調整助成金、持続化給付金、家賃支援給付金――。利用できるあらゆる公的支援に助けを求めた。客の姿が消えた店内で、一人きりで…

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