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濃い味、うす味、街のあじ。

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新長田にベトナムの風

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 神戸市長田区の「新長田東(イースト)エリア」。その中心となる本町筋商店街から六間道商店街にかけての界隈(かいわい)に、ベトナム料理店が密集している。それも、ここ1年くらいの間でオープンした店がほとんど。「新型コロナウイルス禍だからこそ、われわれベトナム人のコミュニティーが必要」とばかりのがんばりが見えて頼もしい。

 本町筋が商店街として創業したのは大正末期。約100年の歴史がある。この地域には鉄工所などの町工場が多く、そこで働く職人や労働者の暮らしを支える商店街だった。戦後はケミカルシューズが盛んに作られ、神戸の地場産業に発展する。その働き手として移り住んできた奄美や朝鮮半島からの人々が多く、商店街を歩くと彼らを含めた「地元住民」のオープンな気質が感じられる。

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