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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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学習性無力感からの脱却=大治朋子

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 「自分が(投票に)行くことによってその1票で何か変わるのかって疑問に思った瞬間もあった」 俳優の小栗旬さんや菅田将暉さん、二階堂ふみさんら芸能人が衆院選に向け、若者に投票を呼び掛ける動画を作り公開した。冒頭の言葉はその中で出てくる。

 「私が投票に行っても行かなくても何も変わらない」。日本社会に漂うこの無力感は、選挙という民主主義の根幹をむしばむ危険な伝染力がある。

 この感覚の正体は何か。そう考えて「学習性無力感」という言葉を思い起こした。後にポジティブ心理学の研究分野を開拓した米国の心理学者、マーティン・セリグマン氏が1967年に発表した概念だ。抵抗することも逃げることもできないストレスや抑圧を繰り返し経験をすると「自分は無力だ」と学習し、逃れようとする努力すらせず無気力になるという。

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【第49回衆院選】

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