ムハンマド皇太子が「毒の指輪で」国王暗殺示唆 サウジ機関元幹部証言

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サウジアラビアのムハンマド皇太子=首都リヤドで2021年10月25日、サウジ王室提供・AP
サウジアラビアのムハンマド皇太子=首都リヤドで2021年10月25日、サウジ王室提供・AP

 サウジアラビアの情報機関元幹部が24日の米CBSの報道番組「60ミニッツ」で、2014年にムハンマド皇太子(当時は王子)が当時のアブドラ国王を殺害する意図をほのめかしていたと証言した。元幹部は有力王族の側近で、「ほらを吹いたのかどうか分からないが、我々は深刻に受け止めた」と述べた。

 証言したのは、ムハンマド氏の前任であるムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子の側近だったサアド・ジャブリ氏。証言によると、ムハンマド氏は14年、当時内相だったいとこの前皇太子に対して「アブドラ国王を殺害したい。ロシアから毒を仕込んだ指輪を手に入れた。握手をするだけで十分だ」と述べたという。ジャブリ氏は「録音が残っている」とも語った。14年当時はムハンマド氏の父サルマン皇太子(現国王)が王位継承順位のトップだった。

 アブドラ前国王は15年1月に死去し、サルマン国王が即位した。サルマン国王の実子のムハンマド氏はその後、国防相、副皇太子と着実に地位を上げ、17年6月に前皇太子の失脚後に皇太子に昇格した。ジャブリ氏は前皇太子の失脚直前にカナダに逃れた。

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