水田の洪水防止機能 耕作放棄で能力減 棚田は土砂崩壊発生しやすく

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今年6月、広内・上原の棚田での田植え。狭く複雑な地形の棚田では作業の負担が大きい=福岡県八女市星野村で
今年6月、広内・上原の棚田での田植え。狭く複雑な地形の棚田では作業の負担が大きい=福岡県八女市星野村で

 矢部川の支川・星野川が流れる福岡県八女市星野村の「広内・上原地区の棚田」。高さ約230メートルにわたる美しい石積みの階段状の田で、1999年に「日本の棚田百選」に選ばれた。しかし、約12・6ヘクタールのうち稲作に使われているのは2割に満たないという。

 高低差があり一枚一枚が狭い棚田は、農業機械が使いにくく管理に手がかかる。それに加え、2012年7月の九州北部豪雨で、用水施設などが被害を受けた。復旧活動にあたったNPO法人「がんばりよるよ星野村」は保存活動を続けているが、過疎高齢化による人出不足に加え、山口聖一理事長は「毎年のような大雨で田に水がうまく引けなくなっている」と案じている。

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