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温室効果ガス削減目標「今のままでは2.7度上昇」 国連環境計画

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温室効果ガス排出の削減を政府に求める若者。温暖化対策が加速する欧米では、批判の矛先が石炭に次いで天然ガスにも向かいつつある=経済産業省前で2021年4月、岡大介撮影
温室効果ガス排出の削減を政府に求める若者。温暖化対策が加速する欧米では、批判の矛先が石炭に次いで天然ガスにも向かいつつある=経済産業省前で2021年4月、岡大介撮影

 各国が現在掲げる2030年までの温室効果ガス排出削減目標のままでは、その後順調に削減が進んだとしても、世界の平均気温は今世紀末までに産業革命前から2.7度以上上昇するとの報告書を、国連環境計画(UNEP)が26日公表した。日本を含めて主要国が今年目標引き上げを表明したが、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」の「1.5度に抑える」という目標実現には、世界の年間排出量を30年までにほぼ半減させる必要があるという。

 31日から英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)は、各国に目標引き上げを促す合意ができるかが焦点の一つで、報告書は議論のたたき台となる。

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