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私の体はテレビでできている

早稲田大演劇博物館館長を務める岡室美奈子教授が、過去や現在の、ひょっとしたら未来のドラマの世界も旅しながら、折々のことを語ります。

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 <教授・岡室美奈子の私の体はテレビでできている>

 先日、「二月の勝者―絶対合格の教室―」(日本テレビ系)が始まった。本作は高瀬志帆の同名漫画を原作とするドラマで、柳楽優弥演じるスーパー塾講師の黒木蔵人が「中学受験は課金ゲーム」「親はスポンサー」といった、一見ドライで拝金主義的な発言をしながら、実は型にはまらないやり方で生徒の能力を伸ばしてゆくらしい(まだ2話までしか放送されていない)。そして黒木に翻弄(ほんろう)されながら影響を受けていく、真面目で熱心な同僚・佐倉麻衣を井上真央が演じている。柳楽、井上や子役たちの好演もあってこの先の展開が楽しみだ。

 型破りな男性主人公が常識を覆すやり方で現状を打破し、真面目で常識的で勤勉な女性を感化していくドラマはこれまでもあった。「リーガル・ハイ」「イチケイのカラス」(ともにフジテレビ系)といった法曹ドラマもすぐに思い浮かぶ。どちらも魅力的なドラマで、私も大ファンだった。

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