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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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マスク不足で中国見据え「経済安保」急浮上 抑止力との間で苦慮

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医療品メーカー・スズラン本社の製造ラインで不織布マスクを確認する従業員=名古屋市北区で2021年10月12日、高本耕太撮影
医療品メーカー・スズラン本社の製造ラインで不織布マスクを確認する従業員=名古屋市北区で2021年10月12日、高本耕太撮影

 医療品メーカー・スズラン(本社・名古屋市北区)は今春、社屋を改修し、不織布マスクの製造を始めた。2000年以降、コストの安い中国・上海の子会社工場で生産し、日本へ出荷してきたが、20年ぶりに国産に回帰した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年2月以降、全国でマスクが不足したためだ。

不足解消後も「次のために」設備投資

 当時、同社は上海工場をフル稼働させたが、国家を挙げてマスク確保に動いた中国政府との優先契約があり、日本に出荷できる数には限りがあった。機械を中国から取り寄せるなど設備投資は約5000万円。新たに従業員も雇った。利益はほとんど出ない上、現在、国内のマスク不足は解消している。

 國枝靖弘社長(60)は「ビジネスで考えれば無意味なこと」と苦笑するが、それでも国内で製造ラインを確保する意味は大きい。國枝さんは「感染対策用品は欠品が許されない。次の危機が来たときのためにやっている」と力説する。

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