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マスク着けず、感染の揺り戻しも懸念 日常取り戻した欧州の現状

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買い物客やビジネスマンなどでにぎわうロンドンの中心部。マスクを着用しない人が多数派だ=リージェント・ストリートで2021年10月26日、服部正法撮影
買い物客やビジネスマンなどでにぎわうロンドンの中心部。マスクを着用しない人が多数派だ=リージェント・ストリートで2021年10月26日、服部正法撮影

 新型コロナウイルスのワクチン接種が先行していた欧州では、規制緩和を進めてきた英国で今月に入り、感染者の増加傾向が顕著になっている。他の国々では急速に規制を緩和することへの慎重な姿勢が目立つ。日本にとって欧州の事例は「教訓」や「判断材料」になるのだろうか。

英首相、声明で追加接種訴え

 新型コロナ対策の行動規制を大幅に緩和した英国では、今月21日に1日当たりの新規感染者数が7月中旬以降初めて5万人を超えた。一方で、1日当たりの死者数は数十人から200人台とピーク時に比べて低く推移しており、英政府は、3回目となるワクチンの追加接種の展開によって感染拡大を制御したい考えだ。

 西欧諸国で最多となる約14万人のコロナ感染死者を出した英国だが、「Our World in Data」の統計によると、国民の7割が少なくとも1回目のワクチン接種を完了。政府は人口の85%近くが住むイングランドで7月19日に行動規制をほぼすべて取り払った。

 首都ロンドンでは目抜き通りがにぎわいを取り戻し、混雑しているが、多くの人はマスクを着けていない。小売店など室内でもマスクを着けない人が目立つ。劇場に入る際にも、ワクチン接種証明や簡易テストの結果などを求められることがかえって安心感につながるのか、マスク着用を推奨するアナウンスがあるものの、マスクなしで観劇する人が多数派だ。

 人々は日常生活をほぼ取り戻しているが、8月に2万~3万人台だった新規感染者数は10月中旬以降には4万人台となり、今も3万~4万人と高止…

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