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ヒントは脳波? ジャンプ・伊藤有希が「自分のために飛ぶ」意味

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北京五輪シーズンへの抱負を語る伊藤有希=札幌市大倉山ジャンプ競技場で2021年10月25日午前10時56分、江連能弘撮影
北京五輪シーズンへの抱負を語る伊藤有希=札幌市大倉山ジャンプ競技場で2021年10月25日午前10時56分、江連能弘撮影

 「今まで、自分のために飛ぶ意味が分からなかった」――。北京冬季五輪で3大会連続の五輪出場を目指す、ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(27)=土屋ホーム=は心境の変化があったという。「周りの人のために」と考え続けた23年の競技生活で、初めて「自分も幸せになっていい」と思えた理由を聞いた。【聞き手・江連能弘】

前回9位「何かを変える」覚悟

 ――ジャンプで女子が初めて五輪に採用された2014年ソチ五輪は7位。16~17年シーズンはワールドカップ(W杯)で初勝利を含む5勝を挙げて個人総合2位となり、実績十分で臨んだ18年平昌五輪は9位だった。

 ◆1回目は私も含めて(出場した日本選手3人)全員が何も分からず出て、自分の調子としては悪くなかったにもかかわらず、試合で力を出せなかった悔しさがありました。2回目はメダルだけを目指して出たのに、全然力が及ばなかったので、すごく残念な気持ちでいっぱいになりました。

 ――高梨沙羅(クラレ)に次ぐ日本勢2番手の立場だったが、昨季は丸山希(北野建設)の台頭で、W杯初年度の11~12年シーズン以来9季ぶりに日本勢3番手でシーズンを終えた。平昌五輪後、所属先では脳波トレーニングの専門家らから助言を得て、考え方を大きく変えた。

 ◆自分のために飛んでも、幸せになれるのは自分しかいないと思い、そうする意味が分かりませんでした。周りの人たちのために飛んで好成績を出せば、たくさんの方が喜んでくれる。そういう気持ちしかありませんでした。

 でも平昌ではうまくいかず、(北京五輪へ)同じ気持ちで臨んでも同じかそれ以下の結果にしかならない。何かを変えなくてはいけないと思いました。…

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【北京オリンピック2022】

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