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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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東京、25選挙区の過半数で伯仲 激戦制すのは自公か野党共闘か

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候補者の演説を聞く有権者=東京都江東区で2021年10月28日午前11時4分、小出洋平撮影
候補者の演説を聞く有権者=東京都江東区で2021年10月28日午前11時4分、小出洋平撮影

 目前に迫った衆院選の投開票日。首都・東京は激戦区がひしめき、各陣営の選挙戦は一段と熱を帯びている。ラストスパートに入った選挙戦。25選挙区のうち半数超で伯仲しているとみられる。当選の栄誉を受けるのは誰か。【南茂芽育、木原真希、佐藤英里奈、林田七恵】

山本太郎氏撤退の8区、石原氏に挑む野党

 東京都杉並区のJR阿佐ケ谷駅前で22日、東京8区の立憲民主党新人の吉田晴美氏、比例代表東京ブロックから立候補したれいわ新選組の山本太郎代表が並んだ。「一緒に国会に行かせてください」。8区は、山本氏が一時、野党統一候補として出馬を表明して注目された選挙区でもある。

 山本氏は吉田氏の支持層からの反発などで出馬を撤回した。共産党も野党共闘のため擁立を取りやめ、共闘に批判的な日本維新の会以外で、候補を吉田氏に一本化。自民党前職で党幹事長も務めた石原伸晃氏に挑む。前回選でみると、旧立憲民主と共産の候補者の票を足せば、石原氏の得票との差は約1000票だ。それでも吉田氏の陣営は「相手が本気を出せばかなり変わってくる」と警戒する。

 石原氏の陣営はどうか。陣営によると8区は自民の「重点区」。予断を許さない情勢との見立てだ。陣営関係者は「過去最大の厳しさ」と焦りを隠さない。前回選は他選挙区の自民候補の応援に入った石原氏も、今回はその予定はほとんどないという。

 27日夜、阿佐ケ谷駅前。石原氏の街頭演説に岸田文雄首相が来援した。陣営の都議は「大変な状況だからこそ、岸田総裁が応援に来てくれる。まさに当落線上です」。石原氏は「本当に厳しい選挙戦だと思わざるをえない」と訴え、岸田氏は「私の同志」「石原さんと共に新しい日本を切り開いていきたい」と支持を呼びかけていた。

公明の牙城・12区 悲願の議席狙う共産

 公明党が首都圏で唯一、小選挙区に候補者を立てた東京12区。東京都北区内で27日、公明前職の岡本三成氏がかれ始めた声を張り上げた。新型コロナウイルスのワクチン輸入を引き合いに「政府と共に最前線で働いたのが岡本です」。自公連立の象徴的な選挙区だけに、27日には岸田文雄首相も応援に駆けつけている。

 党代表も務めた太田昭宏氏の後継の岡本氏。自民支持層には「太田さんだから投票した」との声もあり、陣営幹部は「自民支持層にどこまで理…

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