連載

eye

社会や政治、スポーツなど国内外の動きを、写真のレンズを通して見つめます。

連載一覧

eye

ウィシュマさん故郷、スリランカ 残る足跡、戻らぬ命

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ウィシュマさんのことを報じた新聞を祖母のミリさん(左)と共に眺める母親のスリヤラタさん=スリランカで2021年10月、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん撮影
ウィシュマさんのことを報じた新聞を祖母のミリさん(左)と共に眺める母親のスリヤラタさん=スリランカで2021年10月、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん撮影

 スリランカ最大都市、コロンボの喧(けん)騒(そう)を抜け、車で走ること1時間。曲がりくねった農村の道を進み、坂道を下る途中に、緑に囲まれたウィシュマ・サンダマリさんの実家がある。白壁の家の玄関をくぐると、風通しのいいリビングで、2013年に亡くなった父の遺影と並び、ウィシュマさんが写真の中から静かにほほ笑みかけていた。

 ウィシュマさんは17年6月に、英語教師を夢見て来日した。その後、学校に通えなくなり在留資格を喪失、20年8月に名古屋出入国在留管理局に収容された。体調を崩しても、本人や支援者が求めていた入院などの措置は受けられず、21年3月6日に亡くなった。

 母のスリヤラタさん(53)、妹で次女のワユミさん(29)、祖母のミリさん(86)が、ウィシュマさんがかつて使っていた部屋へと案内してくれた。「姉は日本にたつ前…

この記事は有料記事です。

残り602文字(全文965文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集