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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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二階俊博氏の後継巡り早くも動き? 世襲、くら替え…地元で聞いた

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地元和歌山3区の選挙活動で、支持者と握手をする二階俊博氏=和歌山県日高町で2021年10月27日、加古信志撮影
地元和歌山3区の選挙活動で、支持者と握手をする二階俊博氏=和歌山県日高町で2021年10月27日、加古信志撮影

 2016年から自民党幹事長を歴代最長の約5年務めた二階俊博氏(82)の地元・和歌山3区では、今回の衆院選が終わった後が「本番」とも言える様相を呈している。関係者によると、二階氏引退の臆測が広がり、参院和歌山選挙区選出の世耕弘成・参院自民党幹事長(58)が3区へのくら替えの準備を進めていたという。二階氏が出馬したため結局立ち消えとなったが、早くも次の衆院選に向けて後継を巡る動きが本格的に幕を開けそうだ。

 「初心にかえってスタートさせていただく、そういう思いでこの選挙戦に臨んでいます。ほとんど無名だった私を東京に送っていただき、一歩一歩切り開いていった。古里のみなさんのご恩に応えたい、この一心でした。古里がさらに発展するよう一緒に頑張ろうじゃないですか」。選挙戦終盤の10月27日夕、和歌山県日高町の公民館で開かれた個人演説会。二階氏は約250人の支持者を前に、20分弱のあいさつで政策の話は一切せず、「古里」という言葉を16回用いて地元への思いと感謝の言葉を繰り返した。

 関係者によると、今年の夏以降、世耕氏は二階氏の出身地である御坊市などで事務所設置の準備を進め、ポスターも作成していたという。3区の自治体が選挙区の県議は「私のところにも本人が来た。各市町村を回って…

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【第49回衆院選】

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