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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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立憲に期待感高まらず 政権批判票、維新へ 一本化の効果は限定的

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当選確実となった候補者のボードを並べる立憲民主党の枝野幸男代表(左)と福山哲郎幹事長=東京都港区で2021年10月31日午後11時21分、長谷川直亮撮影
当選確実となった候補者のボードを並べる立憲民主党の枝野幸男代表(左)と福山哲郎幹事長=東京都港区で2021年10月31日午後11時21分、長谷川直亮撮影

 立憲民主党は、公示前勢力の110議席を下回った。衆院選をにらんで進めた旧国民民主党との合流と、共産党、国民、れいわ新選組、社民党との野党5党による小選挙区の候補者一本化は期待したほどの成果を上げられなかった。自公政権への批判票の相当数は「第三極」を掲げる日本維新の会に流れ、最大の争点に位置づけた政権交代は遠かった。

 5野党が候補者の一本化を果たした213小選挙区では1日午前3時現在、自民党・公明党系が140勝したのに対し、5野党系は61勝にとどまった。5野党が一本化しなかった76選挙区では自公系が61勝に対し、5野党系は9勝だった。一本化の効果は一定程度うかがえるものの、有権者の野党への期待は高まらず、政権批判票の受け皿になりきれなかった。

 枝野幸男代表は31日夜のNHK番組で「小選挙区制度を軸とする以上、自民党と一騎打ちの構図を作ることを最大野党として目指すべきで、一定の効果があった」と強調。選挙後の国会で、岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」について問いただすとしたが、求心力の低下は避けられない情勢だ。

 前回は、衆院選直前の2017年9月に旧民進党との合流で「希望の党」を立ち上げた小池百合子東京都知事がリベラル色の強い一部議員を「排除」。翌10月に民進代表代行だった枝野氏が旧立憲の立ち上げを宣言して臨んだ選挙で、公示前勢力の3倍超の55議席に伸ばしたが、戦後最小の野党第1党としてスタートした。

 20年9月に希望を引き継ぐ旧…

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【第49回衆院選】

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