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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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2021衆院選

維新「第3党」の裏で何が 「吉村人気」だけではない底力と限界

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開票状況を受けて記者会見する日本維新の会の吉村洋文副代表=大阪市北区で2021年10月31日午後10時7分、藤井達也撮影
開票状況を受けて記者会見する日本維新の会の吉村洋文副代表=大阪市北区で2021年10月31日午後10時7分、藤井達也撮影

 衆院選で、公示前(11議席)の4倍近い41議席を獲得し、第3党となった日本維新の会。拠点の大阪府では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例代表でも各地で議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫し、国政では「政権の補完勢力」と受け止められて埋没気味だったが、一躍存在感を示した。一体何が起こったのか。

 「自民党は特定の企業・団体に支えられた既得権サイドだ。改革政党として自民党とぶつかっていく」。投開票から一夜明けた1日、吉村洋文副代表(大阪府知事)は国政でのスタンスを記者団に問われ、力説した。立憲民主党などの野党については、「スキャンダル追及に明け暮れている。まともな野党のスタートになればと思う」と批判を交え、第三極として臨む考えを示した。

 安倍晋三元首相、菅義偉前首相と良好な関係を築いてきた松井一郎代表(大阪市長)は、岸田文雄政権に対しては対決姿勢を鮮明にした。「日本に一つぐらい改革政党があっていい」と強調し、現状に不満を持つ有権者心理に訴えかけた。新型コロナウイルス対応で全国的に知られた吉村氏の遊説先では、大阪・関西を中心に駅頭や繁華街に聴衆があふれ、準備に携わる所属議員からは「もっと広い場所を確保すべきだった」と悲鳴が上がるほどだった。ただ、躍進をもたらしたのは、「改革アピール」と「吉村人気」だけではなかった。

 「地に足の着いた活…

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