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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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安倍晋三氏に今なお恨み「森友問題の解明を」籠池諄子さんの選挙戦

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通行人から話し掛けられ、車を降りて握手する籠池諄子さん=大阪市淀川区の阪急十三駅前で2021年10月27日、山本直撮影
通行人から話し掛けられ、車を降りて握手する籠池諄子さん=大阪市淀川区の阪急十三駅前で2021年10月27日、山本直撮影

 何のために立候補するのか――。この人が衆院選大阪5区に立つと聞いて、ほとんどの人がそう思ったのではないか。私もその一人だった。学校法人「森友学園」(民事再生中)の前理事長、籠池泰典さん(68)の妻諄子さん(64)である。補助金を不正受給した詐欺事件で大阪地裁から泰典さんは実刑、諄子さんは一部無罪となったものの、有罪判決を受けて共に控訴中の身だ。一番に掲げた公約「森友学園問題の徹底解明」が何を意味し、どんな方法で支持を広げようとしているのか。選挙の遊説に同行を試みた。【山本直】

選挙の遊説に同行

 大阪5区は大阪市の淀川、東淀川、西淀川、此花の4区が選挙区。1996年の衆院選で小選挙区制が導入されて以来、今回を含めて9回の選挙で公明党の候補が7回勝利している。連立政権を組む自民は最初を除いて候補者を立ててさえいない。

 一方、諄子さんは淀川区の塚本出身だ。父寛さんが設立した森友学園は愛国教育で知られる塚本幼稚園(休園中)を経営し、諄子さんは副園長を務めていた。泰典さんではなく諄子さんが立候補したのは、そうした地の利と、一部無罪の判決が出たことを考慮したという。

 学園が大阪府豊中市に建設していた小学校の用地格安払い下げ問題や詐欺事件で散々たたかれただけに、諄子さんのマスコミ不信は根強い。…

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【第49回衆院選】

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