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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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風の読めぬ衆院選 自民「余裕」に程遠く 立憲「共闘」に猛逆風

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衆院選から一夜明け、記者会見する岸田文雄首相(左)。右奥は自民党の甘利明幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年11月1日午後2時26分、竹内幹撮影
衆院選から一夜明け、記者会見する岸田文雄首相(左)。右奥は自民党の甘利明幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年11月1日午後2時26分、竹内幹撮影

 10月31日投開票の衆院選は自民、公明両党が293議席を獲得し、岸田文雄首相の政権運営は当面安定しそうだ。「風の読めない選挙」の堅調な結果に安堵(あんど)する首相だが、今後は新型コロナウイルス下の経済対策など、まだ「看板」段階の政権政策の内実が問われることになる。一方、立憲民主などの野党は共闘路線の見直しを迫られている。

「看板どまり」政策の内実問われ

 「(絶対安定多数の)261議席という貴重な支援をいただいた。責任政党として国民の負託に応えていく」。岸田首相は衆院選から一夜明けた1日午後の記者会見で、堅調な選挙結果をこう強調した。

 自民党は単独で絶対安定多数の議席を得たため、常任委員長のポストを独占することが可能で、さらに各委員会の過半数を占められる。今後の国会運営の安定が約束され、遠藤利明選対委員長は1日朝のフジテレビの番組で「正直ここまでいけるとは思わなかった。皆さんのおかげだと感謝している」と安堵の表情を浮かべた。

 遠藤氏が「単独過半数は難しいと思っていた」と漏らしたように、選挙中は議席の大幅減もあり得るとの懸念がつきまとった。就任間もない首相に対する有権者の反応は見えにくく、新型コロナウイルス禍で集会や街頭演説への動員も制約され、自民候補たちの肌感覚を鈍らせた。

 河野太郎広報本部長は10月31日深夜のラジオ番組で「無風だった」と選挙戦を総括。ただ…

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【第49回衆院選】

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