特集

第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

特集一覧

2021衆院選

立憲・枝野氏、強すぎた「創業者」意識 再建の功労と伸び悩んだ支持

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
立憲民主党執行役員会で辞意を表明し、一礼する枝野幸男代表(奥)=衆院第2議員会館で2021年11月2日午後1時6分、竹内幹撮影
立憲民主党執行役員会で辞意を表明し、一礼する枝野幸男代表(奥)=衆院第2議員会館で2021年11月2日午後1時6分、竹内幹撮影

 立憲民主党は衆院選での大敗を受け、「創業者」の枝野幸男代表が辞意表明する事態となった。共産党などとの「野党共闘」のあり方を見直すべきだとの声が高まり、代表選では共産との距離感や世代交代が争点となる。国会運営や来夏に迫った参院選に向けた選挙協力にも影響が出そうだ。

   ◇

 「(衆院選で)政権選択選挙と言える構えを作れたが、現有議席を下回る残念な結果になった。何よりも当選できなかった仲間に大変申し訳ない」。枝野氏は2日の執行役員会でこう陳謝し、頭を下げた。

 出席した党幹部は「旧立憲結党で救われた仲間がいた」とねぎらったが、共産党などとの候補者一本化を巡り、ある出席者は「科学的根拠を示してほしい」と注文。共闘の影響を含めた敗因分析を求めた。

 旧立憲を結党して以来約4年、シンボルであり続けた枝野氏の代表辞任は、党にとって大きな転機だ。

 枝野氏は2017年衆院選の際、「希望の党騒動」で小池百合子東京都知事から「排除」された旧民進党の同僚を救い、リベラル系勢力を糾合しようと奔走。現行制度下で最小ながら、野党第1党として旧立憲を躍進させた。国会論戦では安倍晋三、菅義偉両首相と対峙(たいじ)。20年秋には旧国民民主党や無所属議員の一部が合流し、所属議員100人を超える勢力に復権させた最大の功労者といえる。

 しかし政権交代を掲げる枝野氏をよそに、立憲の政党支持率は伸び悩んだ。特に枝野氏が今回の衆院選で主導した、立憲・共産を軸とする野党一本化が、想定外の退潮につながったのは大きな打撃だった。共産との「限定的な閣外協力」合意にも、「共産色がつき過ぎる」と立憲の一部から不満を招いた。

 代表としての枝野氏に対して「賞味期限切れ」(ある落選議員)を指摘する…

この記事は有料記事です。

残り858文字(全文1585文字)

【第49回衆院選】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集