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北京オリンピック2022

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北京五輪を支える

繊細な「飛ぶ」感覚熟知 トレーナーがチームにもたらす“気づき”

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全日本ジャンプ男子チームの作山憲斗アシスタントコーチ(中央)らと談笑するトレーナーの山田将平さん(左)=札幌市大倉山ジャンプ競技場で2021年10月24日午前8時40分、江連能弘撮影
全日本ジャンプ男子チームの作山憲斗アシスタントコーチ(中央)らと談笑するトレーナーの山田将平さん(左)=札幌市大倉山ジャンプ競技場で2021年10月24日午前8時40分、江連能弘撮影

 大会会場に立っていると、その姿を見つけた選手やコーチがふらっと近づいては言葉を交わしていた。北京冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ男子チームにトレーナーとして同行予定の山田将平さん(32)は元選手で、21年間の競技経験や感覚は得がたい強みだ。自身も夢見た五輪へ「選手が気負わず臨めるように」と下支えする。

気心知れた選手の相談役

 北海道岩見沢市出身の山田さんは小学1年からジャンプを始め、北照高、北翔大を経て警備会社のALSOKで働きながら競技を続けた。同学年には2006年トリノ五輪代表の伊藤謙司郎、10年バンクーバー五輪代表の栃本翔平らがおり、国内大会では1桁順位に入ったこともあったが、ワールドカップ(W杯)など海外での試合とは縁がなかった。…

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【北京オリンピック2022】

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