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3日発令の秋の叙勲で、県内から15人が旭日章、34人が瑞宝章を受章した。瑞宝単光章を受章した児童自立支援施設「県立朝日学園」の元園長、石沢貞範さん(66)=山形市小白川町=に喜びの声を聞いた。(年齢は発令日現在、中綬章以上の受章者は特集面に掲載)
瑞宝単光章 県立朝日学園元園長・石沢さん 「頑張る子ら知って」
虐待や発達障害、引きこもりといった問題を抱える児童生徒が自立した社会人として生活できるように支援し続けて約30年。「子供たちが頑張っていることを知ってもらえるきっかけになれば」と控えめに笑顔を見せた。
山形大農学部在学中、鍵っ子たちと交流する活動に関わったことが契機になり、児童福祉の道に入った。栃木県の喜連川少年院教官を経て、26歳から学園に勤務し、定年退職までの2年間は園長も務めた。一番の思い出は、家族と住み込み生活を送った最初の7年間。子供たちの寮舎と24時間行き来ができ、「我が子と同様に愛情を注いだ」と振り返る。
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