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秋の叙勲が3日付で発令され、県内から105人が受章した。社会のさまざまな分野で顕著な功績を上げた人に贈られる旭日章に16人、国や自治体の公務などに長年携わり功績を積み重ねた人が対象の瑞宝章に89人がそれぞれ選ばれた。うち女性は12人。受章者に喜びの声を聞いた。(中綬章以上の名簿は12面に掲載)
「成長感じることが幸せ」 瑞宝単光章 元遠賀川保育園保育士 安増直美さん(64)=遠賀町
「決して私一人の力ではなく、保育という仕事で奮闘されている皆さんに光をあててくださった受章と捉えています」と、ともに保育の現場で支え合ってきた仲間を思いやりながら喜びを表現した。
「幼稚園で楽しい思いをして、小さな時から子どもと関わる仕事に就きたかった」。1978年から再任用を経て今年3月に退職するまでの43年間、遠賀川保育園(遠賀町)で保育士として子どもの成長を支えてきた。「ずっとこの町で暮らし、働いてきた。お母さんと登園してきた子どもが自分で歩いて一人で小学校に行き、中学生になってもあいさつしてくれる。大人になるまでの成長を感じることが一番幸せです」
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