日本発QR、思わぬ拡大 トヨタ系・デンソー技術者が開発 原点は「カンバン方式」効率化
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私たちの身の回りにあふれる「QRコード」。世界中で使われているこのコードは、実は日本の技術者の発明品だという。数センチ四方の小さなQRコードは、どのようにして生まれ、なぜこれほど広がったのか。背景には、意外なきっかけとあるものの進化があるという。開発者に話を聞いた。
QRコードを開発したのは、トヨタ自動車グループの産業機器メーカー、デンソーウェーブに勤めるエンジニアの原昌宏さん(64)だ。
「もともと工場で自動車部品を管理するために作ったんですよ」。原さんに開発の経緯を尋ねると、そんな答えが返ってきた。
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