金融正常化に踏み出すFRB、米国で何が起きているのか

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新車不足のあおりで中古車の需要が高まり、米国の中古車価格は前年より2割超上昇している=米首都ワシントン郊外で2021年11月2日、中井正裕撮影
新車不足のあおりで中古車の需要が高まり、米国の中古車価格は前年より2割超上昇している=米首都ワシントン郊外で2021年11月2日、中井正裕撮影

 米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、新型コロナウイルス禍からの景気回復を支えてきた大規模な金融緩和について、縮小を始めることを決定した。これで米国は金融正常化への一歩を踏み出したが、背景にあるのは急ピッチで進む物価上昇(インフレ)への警戒感だ。米国で今、何が起きているのか。

売りたくても在庫がない

 「顧客の引き合いはとても強いが、在庫不足で新車販売は伸びず、中古車価格はうなぎ登り。こんな状況がいつまで続くのか……」。米首都ワシントンの郊外にある自動車販売店「オーリスマン」のジェシー・ドロスト販売部長は、こう言って肩をすくめる。

 この販売店では新車を納車するまでの期間が、2021年の初めに比べて2~3週間長くなった。そのあおりで中古車の需要が高まり、中古車価格が年初から約2割上昇したという。

 同じ現象が全米で起きている。原因は、世界的な…

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