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バイデン政権2021

第46代米大統領となったバイデン氏。分断された国内や不安定化する国際情勢にどう対応するのでしょうか。

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米民主の岩盤バージニア州に共和党知事 無党派層バイデン氏離れ

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米南部バージニア州の知事選で勝利を確実にした共和党候補のグレン・ヤンキン氏=同州シャンティリーで2021年11月3日、AP
米南部バージニア州の知事選で勝利を確実にした共和党候補のグレン・ヤンキン氏=同州シャンティリーで2021年11月3日、AP

 来年11月の米中間選挙の前哨戦と位置づけられた南部バージニア州知事選挙が2日、投開票され、野党・共和党候補の実業家、グレン・ヤンキン氏(54)が当選を確実にした。支持が低迷するバイデン大統領や、左派と穏健派の対立が続く与党・民主党に厳しい判断が下されたとの受け止め方が広がっており、バイデン政権には大きな打撃だ。【ワシントン古本陽荘】

共和ヤンキン氏、トランプ氏と一線

 「あの山は険しくて登れないという人がいる。しかし、我々には力が与えられた。共に、その山を登って行こう」。3日未明に勝利宣言したヤンキン氏は国政には一切触れず、支持者と共に州行政改革を断行する姿勢を強調した。

 バージニア州は近年、首都ワシントンに近い北部を中心にリベラルな有権者が増え、民主党の地盤とみられるようになった。今回も知名度の高い民主党のテリー・マコーリフ前同州知事(64)が優勢とみられた。

 2020年11月の大統領選で同州は、バイデン大統領が10ポイントの差をつけて共和党候補だったトランプ前大統領に勝利した。

 大統領選で同州では04年に共和党のブッシュ(子)元大統領が勝ったが、以降は民主党候補が連勝。州知事選では09年にマクドネル氏(共和)が勝利したが、13年、17年には民主党が勝利している。

 同州は、知事が連続して2期務めることを禁じており、マコーリフ氏は現在の知事を間に挟んでの再登板を目指した。マコーリフ氏は知事退任後もメディアに頻繁に登場し、全米で名が知れている民主党の代表的な顔の一人だった。

 勝敗を決めたのは、約3割の無党派層の動向だ。米CNNなどの出口調査によると、民主、共和両党の支持層とも96%が支持政党の候補に投票したと回答。一方で無党派層は、…

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【バイデン政権2021】

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