- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「対策に全力で取り組み、人類の未来に貢献する」。国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合で高らかに宣言した岸田文雄首相だが、環境団体などから早速批判を浴びることになった。
世界の環境NGOが参加する「気候行動ネットワーク(CAN)」は2日、気候変動対策に後ろ向きな国などに贈る「本日の化石賞」に日本を選んだと発表した。首相が「ゼロエミッション(排出ゼロ)化」を前提としつつ、未確立の技術に頼って既存の火力発電を活用し続ける方針を表明したことが授賞理由だ。
CANは「石炭火力の段階的廃止が今回のCOPの優先課題なのに、日本は2030年以降も使い続けようとしている。さらに岸田首相はアンモニアや水素を使った火力発電を『ゼロエミッション火力』として妄信している」と指摘。水素などを活用する技術はまだ未熟でコストも高く、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が掲げる「産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える」という目標達成を危うくさせると批判した。
この記事は有料記事です。
残り369文字(全文804文字)
時系列で見る
-
グレタさん「COP26は失敗」温暖化対策強化求めるデモで演説
571日前動画あり -
化石燃料事業への公的融資停止 日本は合意参加せず COP26
571日前 -
運搬や調理…メニューにもCO2排出量表示 COP26会場の飲食店
571日前 -
2022年末までに化石燃料事業への公的支援停止 米欧など合意
572日前 -
英政府「石炭火力を40年代までに段階的に廃止」 COP26で声明
572日前 -
勝算はあるか トヨタが「EV一辺倒」を嫌う理由
572日前 -
COP26 18カ国が新たに脱石炭表明 イギリス政府が発表
573日前 -
「大胆な決断を」「短期目標必要」 COP26会場のNGO
573日前 -
主要国「ゼロ目標」で足並み 先進国と途上国の溝顕在化 COP26
573日前深掘り -
環境団体、岸田演説に反発「ゼロエミッション火力妄信」 化石賞も
573日前 -
岸田首相、アジアでの火発役割強調「新技術で排出減」COP26演説
573日前動画あり -
COP26に専用機など400機 首脳、企業家ら 偽善との批判も
573日前 -
火力発電継続の日本に「化石賞」 岸田首相の演説受けNGO
574日前 -
ジョンソン首相、岸田首相表明の追加支援策を評価 日英首脳会談
574日前 -
岸田首相「日本の存在感しっかり示せた」 COP26で英訪問
574日前 -
岸田首相、途上国に100億ドル追加支援表明 COP26で演説
574日前 -
インドが70年実質ゼロ表明 COP26首脳級会合、森林保全で合意
574日前 -
COP26の失敗は「死刑宣告だ」とグテレス事務総長 首脳級会合で
574日前 -
COP26 異例の首脳級会合 温暖化対策強化訴え 中国出席せず
575日前