将棋の「特殊技能」入玉 近藤七段vs広瀬八段、ギリギリの攻防
毎日新聞
2021/11/5 09:00(最終更新 11/5 09:00)
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リーグ参加者7人はそれぞれトップ棋士であるがゆえ、対局できる日が限られてくる。他にもさまざまな棋戦を戦っているためだ。消化対局数にバラつきが出てくるのも当然で、今期はすでに4局を終えた羽生善治九段(3勝1敗)と豊島将之竜王(2勝2敗)がいる一方で、藤井聡太王位(2勝)と永瀬拓矢王座(1勝1敗)、そして本局に臨む近藤(1勝1敗)は、まだ2局を終えたところだ。
最終一斉対局は11月24日。それまでに藤井、永瀬、近藤の3人は各自3局ずつ対局しなくてはならず、平均すると週1局のペースでリーグ戦を指すことになる。もっとも、本局で近藤と対局する広瀬(1勝2敗)も最終局が抜け番のため、今後は3局を同様のペースでこなさなくてはならない。
順位4位の広瀬は3敗目を喫した瞬間に挑戦の可能性がなくなるため、本局は「瀬戸際の一局」となる。近藤にとっても、ここで勝ち越し組に回るか、負け越し組に回るかの差は大きい。…
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