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この国はどこへ これだけは言いたい 成長戦略より生存戦略必要に 作家・平川克美さん 71歳

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東京都品川区で経営する喫茶店「隣町珈琲」で=内藤絵美撮影
東京都品川区で経営する喫茶店「隣町珈琲」で=内藤絵美撮影

 衆院選が終わり、自民党は議席を減らしたものの、単独での過半数を維持し、岸田文雄政権として初の大型選挙は、まずは無難な滑り出しと言えそうだ。新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にあり、選挙戦では落ち込んだ経済の立て直しが中心的な争点となった。ポストコロナの日本社会はどこへ向かうのか。「小商いのすすめ」(ミシマ社)などの著書がある作家の平川克美さん(71)の話を聞きに、ご自身が経営する東京都品川区の喫茶店を訪ねると、今の厳しい経営環境を口にした。

 「コーヒーの仕入れ値が上がって、2カ月前にはこれまで1杯500円だったのを530円に値上げしたんです」。その530円のコーヒーを注文し、平川さんの言葉に耳を傾ける。世界経済の回復や産地の天候不順で、コーヒー豆の価格が高騰したという記事を少し前に読んだ覚えがある。コロナが落ち着いても、商売にとっては相変わらず大変な時代なのだろう。店内にはグランドピアノが置かれ、生演奏による中島みゆきさんの「時代」…

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