伊勢の詩人 竹内浩三生誕100年 母校跡に記念碑 /三重

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竹内の直筆の書体で刻まれた記念碑。「生きることへの強い気持ちが伝わればうれしい」と話す岡田美代子実行委員長=三重県伊勢市船江1の船江公園で2021年11月4日、小沢由紀撮影
竹内の直筆の書体で刻まれた記念碑。「生きることへの強い気持ちが伝わればうれしい」と話す岡田美代子実行委員長=三重県伊勢市船江1の船江公園で2021年11月4日、小沢由紀撮影

 太平洋戦争で23歳の若さで戦死した伊勢市出身の詩人・竹内浩三(1921~45年)の生誕100年に合わせ、竹内が学んだ宇治山田中学校跡の船江公園(同市船江1)に記念碑が建立された。4日に除幕式が開かれ、めいの庄司乃ぶ代さん(83)や鈴木健一・伊勢市長などが出席した。

 竹内浩三生誕100年記念事業実行委員会(岡田美代子委員長)が、昨年から生誕100年に向けたイベントや演劇上演、記念碑の建立などを計画。資金を寄付やクラウドファンディングで募るなど準備を進めてきた。

 御影(みかげ)石でできた記念碑は高さ90センチ、幅70センチ。デザインを担当した同市前山町のデザイナー・高瀬洋さんは、ハンマーで無造作に角を取り「竹内の自由で親しみやすい人柄をイメージした」という。

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