箱根駅伝で勝てば入試難度急上昇? 受験のプロが指摘する意外性
毎日新聞
2021/11/7 06:00(最終更新 11/11 18:56)
有料記事
2096文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

日増しに寒くなってきた。この時期になると思い出すのが「駅伝」だ。高校時代、スポーツとは無縁の放送部だった記者は初任地の宮崎県で、高校駅伝に胸を熱くした。「あの子たちが出ているかも」と、正月の箱根駅伝も見るようになった。スポーツで注目されれば大学の知名度が上がり、入試の難度も増すのではないか――。気になって取材してみると、驚くべき事実が判明した。
「マネジャーの募集はありますか」
まずは近大。大学のホームページによると、東京オリンピック・パラリンピックに卒業生も含めて14人が出場したという。大学が運営する入試情報サイトには、志願者数が13万5830人に上り、8年連続日本一に輝いたことが誇らしげに記されている。「近大マグロをはじめとした近大の研究・教育が注目され、実学志向の大学の姿勢に共感が集まっている」とあるが、スポーツの影響も大きいに違いない。
ところ…
この記事は有料記事です。
残り1715文字(全文2096文字)