センバツ　府推薦校に塔南　21世紀枠　各大会で上位、評価　／京都

　府高野連は5日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で2022年3月に開催予定の第94回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高野連主催）の「21世紀枠」で、京都市立塔南高校（同市南区）を府推薦校に選んだと発表した。塔南は春夏とも、甲子園に出場した経験は無い。

　塔南は10月の秋季府大会決勝で、今夏の甲子園4強の京都国際に5―6で惜敗し、準優勝を果たした。近畿大会にも出場し、1回戦で大会を制した大阪桐蔭に敗れていた。府高野連は推薦の理由で、公立校ながら各大会で常に上位進出し「甲子園まであと一歩というところにある」と指摘。「校風・品位・技能においても地域に愛される学校で、ハツラツとした動きは模範となる」としている。

　21世紀枠は、近畿2府4県の推薦校から1校が近畿地区の候補校として選出。全国9地区の候補校から最終的に3校が、22年1月28日に予定されている選考委員会で選ばれる。【千金良航太郎】

〔京都版〕