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全国高校駅伝2021

2021年12月26日に京都市で開かれる男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会のページです。

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全国高校駅伝

県予選 男子・松浦、リベンジ果たす 女子・諫早、圧巻の全区間賞 /長崎

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喜びを全身で表しながらフィニッシュした松浦の浜口 拡大
喜びを全身で表しながらフィニッシュした松浦の浜口

 男子第72回、女子第33回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)の県予選が5日、諫早市の県立総合運動公園であり、男子は松浦が2年ぶり4回目、女子は諫早が3年連続27回目の優勝を果たした。両校は12月26日に京都市で開かれる全国大会に出場する。

 従来は雲仙市小浜町の公道で開催していたが、昨年選手と車の接触事故が起きたため、今回初めて同公園の周回コースで開かれ、男子38校、女子22校が熱戦を繰り広げた。【長岡健太郎】

 ◆男子

「緑が制す」合言葉に 2年ぶり4回目V

 昨年準優勝で涙をのんだ松浦が、ユニホームカラーにちなんだ「緑が制す」を合言葉に、一度も首位を譲らず鎮西学院にリベンジを果たした。

 「覚悟を決めて突き放した」という1区の網本が2位に21秒差を付けてたすきをつなぐと、2区の小川はその流れに乗ってさらに差を広げた。

 昨年1区を走り、「自分が原因で負けた」悔しさからキャプテンを志願した吉浦は、鎮西学院の山下に区間賞の走りで差を縮められたが、「絶対に昨年と同じ気持ちを味わいたくない」と気持ちでリードを守り切った。

 4区の川原も安定した走りで首位をキープすると、5区の松尾が大会新となる8分41秒の好タイムでチームを勢いづけた。6区の古賀、7区の浜口も危なげない走りを見せた。

 7区間中5区間で区間賞を獲得し、完勝した松浦。都大路に出場した2年前は40位だっただけに、浜口は「全国大会では県記録(2時間5分36秒)を打ち破りたい」と闘志を燃やした。

宇久、7人全員が力走

力走する宇久の上村 拡大
力走する宇久の上村

 〇…3年ぶりに出場した宇久は7人全員が最後まで全力で走り抜いたが35位だった。五島列島の最北端の宇久島にある同校の男子生徒はわずか8人。うち7人が陸上部だが、中には短距離や砲丸投げなどの選手も。唯一の3年生で主将の上村は5月に足を疲労骨折し、一度は陸上を離れた。だが「両親や島の人のためにも、もう一度走りたい」とリハビリをしながら練習を再開。その姿に、子どもの頃から一緒に島を駆け回ってきた後輩たちが「先輩のために」と駅伝出場を買って出た。レース後、上村は「自己ベストを更新できて悔いのない走りができた」とすがすがしい表情を見せた。

 ◆女子

2位に3分半の差 3年連続27回目V

 諫早は全区間で区間賞を獲得する圧巻の走りで2位の長崎女子に3分半の差を付け、3連覇を果たした。

笑顔でフィニッシュテープを切る諫早の田中 拡大
笑顔でフィニッシュテープを切る諫早の田中

 1区の蔦野がいきなり2位に59秒差を付ける快走をみせスタートダッシュに成功。2区を走ったキャプテンの水谷は「ホーム」の諫早で走れる喜びを力に変え、さらに差を広げると、3区の野村は唯一の1年生ながら堂々とした走りを見せた。

 「いけー、さくら!」。アンカーの田中に首位でたすきを渡した直後、4区の野中が絶叫した。その声に押されるように駆けだした田中は、2位との差を1分20秒近く広げ、両手を広げてフィニッシュテープを切った。

 けがが重なり、2月から半年以上レースに出られなかった田中。右腕に書かれた「全員駅伝・完全優勝」の文字は、切磋琢磨(せっさたくま)してきた同学年の蔦野が書いたという。田中は「みんながたすきをつないでくれた思いが伝わってきた。支えてくれた人のために感謝の走りができた」と笑顔を見せた。

〔長崎版〕

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