「4冠」も通過点か 藤井王位が3戦全勝 豊島竜王の挑戦は消える
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2人の“今の実力”を見極めようと、この対局に注目した読者は少なくないはずだ。
竜王戦七番勝負の真っ最中である藤井聡太王位と豊島将之竜王。「史上最年少4冠」まであと1勝に迫った藤井が第4局(12、13日)で記録を達成するのか、あるいは豊島が踏みとどまるのか--。第71期王将戦リーグの大一番でもある今局は、「藤井4冠」を占う意味でも重要な1局となった。
<藤井対豊島>は、まぎれもなく今年度、最も多く対局しているカードである。タイトル戦だけでも王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負、そして竜王戦を戦っている。竜王戦での2人の対局が決まった時、三つまとめて「十九番勝負」とも呼ばれたが、現時点では13局を対局し、藤井の10勝3敗。竜王戦は第3局まで3連勝しており、結果はだいぶ藤井に傾いている。
一方の豊島。対藤井戦では目下5連敗中で、何とか浮上のきっかけをつかみたい。今後、将棋日本シリーズJT杯プロ公式戦の決勝(21日)も<藤井対豊島>となり、藤井との対戦は本局を含めてすくなくともあと3局、最大で6局行われる。今後の対戦を有利に進めるためにも、今局は文字通り「負けられない一戦」だ。
豊島は竜王戦第3局を10月31日に終え「中4日」での対局。藤井は11月3日にJT杯準決勝で永瀬拓矢王座を破ってから「中1日」での対局だ。ハードスケジュール同士の両者の戦い。どんな攻防が展開され、どんな秘術が繰り出されたのか。【山村英樹】=▲が先手、△が後手
第71期ALSOK杯王将戦リーグ3回戦
2021年11月5日
持ち時間各4時間
場所・関西将棋会館
▲藤井聡太王位(2勝)
△豊島将之竜王(2勝2敗)
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