特集

秋季大会2021

2021年の秋季高校野球トップページです。

特集一覧

国学院久我山 「ドラマのような」逆転サヨナラV 秋季東京大会

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
【二松学舎大付-国学院久我山】優勝を喜ぶ国学院久我山の選手たち=神宮球場で2021年11月7日、前田梨里子撮影 拡大
【二松学舎大付-国学院久我山】優勝を喜ぶ国学院久我山の選手たち=神宮球場で2021年11月7日、前田梨里子撮影

 ドラマのような九回2死からの逆転サヨナラだった。7日にあった高校野球の秋季東京大会決勝(神宮)で、国学院久我山が二松学舎大付に4―3でサヨナラ勝ちし、37年ぶり3回目の優勝を果たした。

 「甲子園に行くならドラマしかない」。尾崎直輝監督の言葉通り、「全員野球」で引き寄せた37年ぶりの頂点だった。

 2点を追う九回、2死ながら満塁の好機で4番・成田。初球の変化球を捉えると、大きく伸びた打球は右翼手のグラブの先にはじかれ、フェンスに直撃した。人生初のサヨナラ打となる3点二塁打。選手も監督も喜びを爆発させた。

 成田は五回コールド勝ちした6日の日大三戦で無安打に終わった。その夜、自宅前で1時間半ほど素振りをして体の使い方を確認。決勝は最後の打席に入る前、尾崎監督から「自分の力を信じてフルスイングしてくれ」と声をかけられ、見事に4番の役割を果たした。

 文武両道を掲げ、練習は1日3時間程度。専用グラウンドはなく、週2、3回はサッカー部と半面ずつを分け合う。全面使用できない日は、個人の課題練習に充て、各選手が足りない部分を補うメニューを組み立てる。言われたことをこなすのではなく、自ら考えて練習に取り組んできた。

 他の強豪校と比べて不利にも思える環境だが、尾崎監督は「技術を身につけるために、時間をどう使うか。自己管理ができているので、練習時間(の少なさ)はビハインドにならない」と強調する。限られた練習環境でも前向きに取り組んできた大人のチームが、「量より質」で培った強さを証明し、劇的な勝利を飾った。【円谷美晶】

【秋季大会2021】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集