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生殖補助医療は本当に女性にとって福音なのか。例えば卵子凍結。女性の卵子の老化という「生物学的時計」を止め、出産時期を遅らせることで人生設計の幅を広げると期待される。米国では、大手IT企業を中心に、生殖補助医療の費用を社員に補助する動きが広がっている。だが、こうした技術に私たちはどこまですがっていいのだろうか。
洗面所で自ら腹部に2本のホルモン注射を打つ。注射器を持つ右手は震え、痛みで少し顔がゆがむ。「これを毎晩やらないといけない」「上出来ではないけど、できた」。動画には、こうしたコメントが絵文字入りで書かれている。
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