乳がんの傷痕、かわいくカバー 着脱しやすい入浴着開発 畿央大

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
畿央大の村田浩子教授(前列中央)と中西恵理さん(同左)ら、入浴着の開発メンバー=奈良県広陵町で2021年9月17日午後3時15分、塩路佳子撮影
畿央大の村田浩子教授(前列中央)と中西恵理さん(同左)ら、入浴着の開発メンバー=奈良県広陵町で2021年9月17日午後3時15分、塩路佳子撮影

 乳がんの手術を受けた女性が傷痕を気にせず入浴できるよう、畿央大健康科学部(奈良県広陵町)の村田浩子教授(被服学)らが、かわいくて着脱しやすい、使い捨ての入浴着を開発した。10月から「バスタイムトップス」(1着495円)の名で販売を開始。乳がんの手術や皮膚移植などの傷痕をカバーする専用の肌着で、厚生労働省は公衆浴場などで「着用したまま入浴できる」と理解を求めている。村田教授は「入浴は日常の楽しみの一つ。多くの人に着てもらえれば」と思いを語る。【塩路佳子】

 開発のきっかけは、同大講師で乳がん経験者の中西恵理さん(49)からの相談だった。看護師でもある中西さんは、乳房を切除した患者から「子どもと一緒にお風呂に入れない」「温泉に行くのがはばかられる」といった切実な声を聞いていた。自身も36歳で罹患(りかん)し、左の乳房を切除。中西さんの「誰でも気兼ねなく入浴が楽しめるように」との思いに学生らが応える形で、2016年に研究を始めた。

この記事は有料記事です。

残り625文字(全文1043文字)

あわせて読みたい

ニュース特集