縄文人の知恵や工夫まる分かり 小浜で鳥浜貝塚60周年展 最古のウルシ、編みかご展示 /福井

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約8000年前の縄文早期の編みかご(奥)と、それを復元した編みかご(手前)=福井県立若狭歴史博物館で
約8000年前の縄文早期の編みかご(奥)と、それを復元した編みかご(手前)=福井県立若狭歴史博物館で

 鳥浜貝塚発見60周年記念特別展「森と出会った縄文人 人と植物の歴史の始まり」が、小浜市遠敷2の県立若狭歴史博物館で開かれている。日本最古のウルシの木や編みかご、縄への植物利用の様子などが展示されており、縄文人の知恵や工夫が学べる。28日まで。【大島秀利】

 鳥浜貝塚(若狭町鳥浜)は1961年に発見され、縄文時代草創期の約1万4200年前から同前期の約5600年前までの多種多様な遺物が見つかっている。低湿地の遺跡のため、植物質の遺物が非常に良好な状態で残っていた。

 最古のウルシの木は、1万2600年前のもの。同定した鈴木三男東北大名誉教授(考古植物学)は「最初に顕微鏡でみた当時、こんな古い時代にウルシが日本列島にあるとは誰も信じなかった。私も、ウルシとは別の種類で低木のヤマウルシとして1990年に発表した。ヤマウルシは漆の成分が極めて少量で実際には使えないもの。その後、同定法が進化して改めて調べると、ウルシと2012年に確認できた」と説明する。ウルシは日本…

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