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2020年東京へ向けて、障害者スポーツの祭典を目指す選手たちや特別なルールの競技などを特集します。毎月1回更新。

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パラスポーツからの贈りもの 「キャロット」の理由=越智貴雄

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ニンジンの形をした義手と、義足をつけながらダンサーとして活躍する松田さん=写真家・越智貴雄さん撮影
ニンジンの形をした義手と、義足をつけながらダンサーとして活躍する松田さん=写真家・越智貴雄さん撮影

 瞬間最高視聴率が26%となるなど、注目を集めた東京パラリンピック開会式。国立競技場をエアポートに見立て、主人公である少女の心の葛藤と、少女を励ます周囲の人たちというストーリー展開にひきつけられた。

 その中でダンサーとしてひときわ輝きを放っていたのが、松田よしえ(芸名・キャロットよしえ)さん。その名の通りオレンジを基調とした衣装を身にまとい、全身に光る電飾をつけ、踊っていた。「人生で一番幸せな瞬間だった」。今でも思い出すだけで涙があふれるという。

 美容室を経営していた松田さんは6年前、副業でトラック運転手をしていた時、対向車線を走っていたトラックがセンターラインを飛び越えて正面衝突する事故に見舞われた。右腕は事故時に失い、右足も粉砕骨折のため手術で切断した。

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